Kee Companyについて

Kee Companyは、1996年春、二ヶ国語でさまざまなスタイルを織り交ぜ、母と娘の関係を主題にした作品、「母−HAHA」を創作する為に、カナダ人のシアター・アーティスト、コリーン・ランキによって創設されました。 この作品の為に、日本、オーストラリア、カナダ、アメリカの女性が集まりました。 「母−HAHA」は、まず1997年2月そして7月に東京で上演され、その後カナダのトロントで開催されたフリンジ・フェスティバルのアジア・パシフィック・イヤーに参加しました。 1997年10月には、奈良橋陽子を演出アドバイザーに迎え東京で再結成されました。 1998年2月には、国際交流基金の助成金を受け、「母−HAHA」は、キャンベラで開催された第一回マルチ・カルチュラル・フェスティバルへ招待されました。

  

1998年3月 Kee Companyは、「ほそ道−The Narrow Road」をスタートさせ、日常の中にある旅に視点を向け、探求していきました。前作と同様にこのプロジェクトも二ヶ国語で、様々な表現スタイル、ムーブメント、コメディー、テキストで構成されました。 「ほそ道−The Narrow Road」を作り上げる為に、カナダ、日本、アメリカから新たに5人が集まり、デザイナー、ダンサー、俳優、演出家とメンバーも多様でした。「ほそ道−The Narrow Road」は、1999年5月に上演され、スタジオ・アクトレを満席にしました。

  

2000年5月には、再び新たな試みとして、サウンドとムーブメント、更に舞台空間に転写されるビデオポエムとで構成される最新作「ファセッツ」が創作されました。 「ファセッツ」はコリーン・ランキとビデオ・アーティスト勢濃徹によるコラボレーションであり、ひとりの女性の心の奥底に潜む四つの側面を、英語、日本語、そして北京語という環境の中で探っていった作品です。

   

2001年6月、キー・カンパニーの最も大きな公演が、シアターX(カイ)との提携により東京で行なわれました。この作品は、「HOME/家」というタイトルで、HOMEの意味を探し求める4人の物語です。「HOME/家」は、日本、アメリカ、カナダ出身の4人のアーティストの共同創作によるもので、三宅榛名がこの公演のために作曲したオリジナル曲をライブで演奏し、出演したアンサンブル・メンバーは、日本、メキシコ、オーストラリア、マレイシア出身という顔ぶれでした。

  

"Kee"の由来

Kee は、日本語の呼吸、精神等を表す”気”と、英語の扉を開ける”鍵・キー”からきています。綴りは、日本語でも英語でも色々な解釈が広がるようにと選ばれ、シンプルな一語のなかに、複雑な意味、多様な文化を表すという考えからつけられました。

   

総合芸術監督の紹介

コリーン・ランキ、カナダ/バンクーバー出身。シアター・パフォーマンス特別優等学位(Honours Degree)を取得し、ヨーク大学(トロント/カナダ)を卒業。 その後15年間、役者、演出家、振付家として活躍する。 1995年より東京在住。日本舞踊と能を学び、現在はUPSアカデミーにて、役者の為のクリエイティブ・ムーブメントを教えている。日本において、能を取り入れた作品や、リアリズムを追及した現代劇まで幅広く、さまざまな演劇グループと活動をしている。 1996年、日本人舞台芸術家達と共に、異文化的、バイリンガルな活動を目的としたキー・カンパニーを創立。



Last Updated: Jul 20, 2001